「TinkerCadを生徒に使わせてみたい!」
「シートって何?アカウントと招待がわからない!!」
「安全に使えるの??」
やってみました。
3Dデザインや電子工作の学習に役立つ「TinkerCad」。
海外由来のサービスなのか、何かちょっとわかりにくさを感じます。

「シート」とは、アカウントほどしっかりしたものではないけど、ログインしてつかえる席のこと。

まぁシートなだけにクラスの「座席」ということ?
今回は ①登録(教員として)→②クラス作成→③生徒のシート作成→④生徒がログインするまで の順番で紹介します。
① 教員として登録する
まずはTinkerCadにアクセスし、アカウントを作成します。
TinkerCad公式サイト を開きます。
https://www.tinkercad.com/
右上の「ログイン」やサインアップ」をクリック。

「教員はここから開始」を選択してアカウントを作成。

教員向けの注意書き。


👉 ポイント:通常の「個人アカウント」とは異なり、クラス管理用の機能が使えるようになります。
GoogleやAppleIDが利用できます。(今回はGoogleで)

AutodeskはCadの会社です。アクセスの許可について。

アカウント作成時には国と生年月日を入力します。

アカウントの完成です。
② クラスを作成する
ログイン後、ダッシュボードからクラスを作成できます。
画面左のメニューから「クラス」をクリック。

「新しいクラスを作成」を選択。
クラス名や学年を入力。

年齢によって一部機能に影響があります。
公開を制限するセーフモードは最初から「オン」です。
その機能があることを知っておいた方がよいです。
保存すると、クラスが一覧に追加されます。
👉 クラスごとに作品や生徒アカウントを整理できるので便利です。
③ 生徒のシートを作成する方法
作成したクラスに、生徒に使わせるためのシートを追加します。
「学生の追加」を押します。

下部にある「学生のリストを貼り付け」。

1行ごとに1名の扱いです。

例 1年1組1番→1101
1101
1102
1103
エクセルでクラス人数分つくって、貼り付けましょう。
右下の「●名の学生を追加」を押します。

クラス人数分のシートが用意されました。
④ 生徒がログインするまで
シートはできましたが、生徒がログインするにはどうすればいいのか。
教員はクラス内のメニュー右上の「クラスリンクを共有」を押します。

下部の「リンクをコピー」でURLを手に入れます。

このURLをQRコードにするなどの方法で生徒に伝えます。次は生徒側の操作です。
生徒はクラスのURLにアクセスします。

シートでログインするので、「Join with Login code」を押します。
コードを入力(例 1101)して、「マイクラスに移動」します。

1101としてログインできました!

👉 生徒は個人アカウントを作らず、ニックネームやクラス用シートで参加できるので、年齢制限の心配も少なく安心です。
Q&A

シートを作成するより、生徒は他のプロバイダ(Google、Microsoftアカウント等)で入った方が楽では?
他のプロバイダで入ろうとすると、アカウント作成の手続きとなります。
国や生年月日を登録する流れです。
高校生や専門学校では、そのほうが便利かもしれません。
公立小中学校等で、そこまでするのかは各校で検討する必要があるでしょう。

安全性は?
まず、アカウントとシートという要素と。クラスという要素があります。
①クラスというURLがある
クラスのURLを知られなければ、外部から参加することはできません。
②クラス単位では、「セーフモード」がある。
これにより、クラス内では生徒は公開などの機能をつかえません。
③アカウントとシート
シートはクラスを作った教員の管理下にあります。
アカウントは生徒自身の管理の上で、教員のクラスのもとに参加します。
④シートのログインコード
例で作成したコード「1101」は最もカンタンにクラスを作成する流れです。
デメリットとして、クラス内であれば、他の出席番号の人のものも容易に見ることができてしまいます。
これを避ける場合は、生徒1人1人別コードになりますが、作成と配布が大変です。
※「学生のリストを貼り付け」では、ニックネームとLogin Codeの両方を指定できません!

いろいろメリット、デメリットがあるね!
まとめ
- 教員アカウントで登録すると、クラス管理ができる。
- クラスを作成して、生徒をまとめられる。
- シートやURLリンクで簡単に生徒を参加させられる。
授業で3Dデザインや電子工作を取り入れるときには、TinkerCadのクラス機能を活用してみてください。
先生は生徒の作品を一覧で確認できるので、評価やフィードバックもしやすくなります。
お読みいただきありがとうございます!
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