OneNoteで毎朝の連絡を行う職場が増えてきました。
セクションを月、ページを日のタイトルにしています。
年間計画表、予定表、学校であれば職朝連絡といったところです。
ただ毎月この31ページを作成するのが大変だということで。
Power Automateによる1か月分のページの自動作成をやってみました。
※この記事は2022年時点での内容です。
Microsoftの仕様変更のため主にTitleなどの指定が機能しない可能性があります。
前提・準備
・Office 365 Businessプランを利用。
・OneNoteで年間計画表という名前で作成しておく。
・4月という名前のセクションを作成しておく。
※これは記事作成時点の情報です。
※これは筆者がやったみた記録であり、同じ方法を推奨しているわけではありません。
フロー作成
① 作成
作成を選びます。
② フローの作成
インスタントクラウドフローを選びます。
③ フロー名
フロー名(例:OneNoteに日付・曜日で自動作成)を入力します。
トリガーする方法は「手動でフローをトリガーします」。
④ フローの作成
フローの作成画面になりました。
「新しいステップ」でフローを追加します。
⑤ 変数を初期化するアクションを追加する
検索欄に「変数を初期化」と入力すると、下部のアクション一覧に表示されます。
「変数を初期化する」を選択します。
⑥ 初期化の内容を入力する
名前:day(日、1日のこと)
種類:整数
値:1
⑦ 変数dateを追加する
同様の手順で変数を追加します。
名前:date(何月何日の日づけのこと)
種類:整数 → 文字列
値:2023/04/ (x)day
何月何日の何日の部分には先ほどの変数dayをあてはめます。
右のメニューから「動的なコンテンツ > (x)day 」を選びます。
⑧ Do untilアクションを追加する。
今度は変数ではなくDo untilの繰り返しのためのアクションを追加します。
左の値には(x)dayを選びます。
これにより(x)dayが最初の1から31になるまで作業を繰り返す設定になります。
続いて繰り返す内容を追加していきます。
⑨ 変数の設定アクションを追加する
アクションを追加するのはDo until内であることを確認します。
名前:date
値:2023/04/ (x)day
これにより1から31まで数字が変わるたび、日の部分にその数字が入ります。
⑩ セクションにページ作成アクションを追加する
追加するのは引き続きDo until内であることを確認します。
検索欄に「セクションにページを作成」と入力すると、下部のアクション一覧に表示されます。
セクションにページ作成アクションを追加します。
⑪ OneNoteを指定する
自分が所有しているOneNoteを選ぶことができます。
ノートブックキー:年間計画表(自分のOneNote)
ノートブックのセクション:4月
⑫ ページコンテンツではコードビューに変更
ノートブックキーとセクションを指定後。
ページコンテンツについては、右端のコードビューのアイコンを押します。
⑬ ページコンテンツにHTMLを記述。何日の部分。
ページコンテンツには以下をコピー&ペーストします。
※この記事は2022年時点での内容です。
Microsoftの仕様変更のため主にTitleなどの指定が機能しない可能性があります。
<html lang="ja-JP">
<head>
<title> 日( )</title>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8" />
<meta name="created" content="2023-04-01T12:00:00.0000000" />
</head>
<body data-absolute-enabled="true" style="font-family:Yu Gothic;font-size:11pt" />
</html>
また、何日(曜日)の何日にあたる
<title> 日( )</title>
部分には変数dayをあてはめます。
右のメニューから「動的なコンテンツ > (x)day 」を選びます。
⑭ 曜日の部分
続いて曜日の説明です。
何日(曜日)の曜日にあたる
(x)day日( )
部分には動的コンテンツではなく「式」をあてはめます。
式を選んだ後、以下の内容をコピー&ペーストしてください。
createArray('日','月','火','水','木','金','土')[dayOfWeek(variables('date'))]
⑮ 何日・曜日の確認
何日の部分には(x)day
曜日の部分にはcreateArray(..)が入っています。
⑯ 変数の値を増やす
最後に変数の値を増やすアクションを追加します。
名前:day
値:1
これによりDo until内でdayに毎回1を足しながら作業を繰り返すようになります。
⑰ テスト
保存をすると、メニュー右上のテストから実行することができます。
手動を選んでテスト→続行。
「フローの実行」により実際の動作がはじまります。以上です。
お読みいただきありがとうございます。
コメント
7番と9番で、
有効な整数を入力してくださいとエラーが出てしまいます。対処法はありますか?
上記の方と同じように、何度やってもエラーになってしまいます。
半角にはなっているのですが、他に何かありますか
質問いただきありがとうございます。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
「⑦ 変数dateを追加する」におきまして記載の間違いがございました。
種類を整数ではなく「文字列」に指定します。
これにより、2023/04/Xという文字の代入をすることができます。
文字を整数に入れようとしていたため、有効な整数のエラーが発生されていた模様です。
お手数をおかけしまして、大変申し訳ございません。